苦労も覚悟!野良猫を拾ってきて飼うという選択

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道を散歩している時に運命の出会いをしたことはないですか?

道行く野良猫にそれを感じてしまって苦労を顧みず、持ち帰ってしまう、そんな感じで急に始まる猫との生活もあるでしょう。

私の家のコボンも、もともとは野良猫でした。詳しくはコボンとの出会い 第一章をご覧ください。

ここでは野良猫(外猫)を拾ってきて飼い猫とするときにやるべきことをご紹介します。

野良猫を拾ってきたらどうするの?

病院に連れて行こう。

野良としてたくましく育ってきて健康そうに見えていても外で出会った猫は家に連れてくるまえに獣医さんに診てもらうようにしてください。
特に気を付けたいのが、家にすでに住んでいる猫がいる場合です。

もし何かしらの病気に感染してしまっていた場合に先に住んでいるねこと接触することで、病気が感染してしまう恐れがあるからです。
猫から人間にも感染してしまう人獣共通感染症ありますので、必ず病院に連れて行き健康診断と予防注射を受けるようにしてください。

猫同士で感染する病気

猫白血病ウィルス・猫エイズウィルス

猫の寿命を縮める恐ろしいウィルスです。このウィルス検査は動物病院ですぐに確認できます。
しかし、注意すべき点として、感染からある程度時間(約3週間)がたたないと、感染していても検査結果に反映されないことがあります。
つまり拾った当日に検査をしても、あまり有意義ではないということです。

猫パルボウィルス

下痢をしている子猫は猫パルボウィルスに感染している可能性があります。
猫パルボウィルスは幼猫に感染すると死亡率が高い恐ろしいウィルスです。

他にも一般的に猫カゼと呼ばれる猫ヘルペスウィルス、猫カリシウィルス、猫クラミジアなどに気を付けましょう。
これらのウィルスはくしゃみ、目やになどの症状が特徴的です。

猫で気をつけるべき人獣共通感染症

猫から人間に感染する可能性のある病気には、以下のものがあります。

内部寄生虫

主に腸の中に寄生する虫です。
回虫(細長い白い虫)やコクシジウムなどが含まれます。
便中に虫卵が排出されるので便の取り扱いに気をつけましょう。
虫下しの薬を飲ませる事で駆虫できます。

真菌

猫に多いのは皮膚糸状菌です。
猫の皮膚に感染していることがあり、これも人間にうつることがあります。

感染するとその部位が脱毛し、痒みがでます。フケがでることもあります。
動物病院で皮膚糸状菌症が指摘された場合、猫を触った後はしっかり手を洗いましょう。

外部寄生虫

ダニやノミがここに含まれます。
直接成虫を発見するか、猫の毛を櫛でといたときにノミの糞があれば感染を確認することができます。
人間の血も吸うので速やかにノミ駆除薬で速やかに退治しましょう。

また、当然ですが、これらの病気は猫同士でも感染しますので注意しましょう。

引用イヌモネコモ

上記のように、野良猫には猫同士だけでなく人間にも感染する病気を持っている可能性がありますので、獣医さんに診察をしてもらうことが必要不可欠なのです。

もしも病気を持っている子だったら

獣医さんに診察してもらって万が一病気の猫だった場合、また入院すほどの重病でなければ家に連れて帰り、獣医さんの指示に従って看病するようにしましょう。
問題になってくるのは、先に住んでいる猫が家にいる場合に、病気の猫を連れて帰るときです。

こちらの記事で扱っているようなワクチンを接種している場合であれば、伝染の心配はあまりしなくてもよいでしょう。

ただしノミや寄生虫、ワクチンの未開発の伝染病などには気を付けなくていけませんので、治るまでは先住猫からは隔離しておくようにしましょう。

隔離する方法

隔離ができる専用のお部屋を用意できるようであればそれがベストです。
部屋数が少ない場合はバスルームや押入れを「病室」として使う方法も考えてみてください。
そこに猫トイレ、水、ご飯皿、暖がとれるものがあれば概ね大丈夫です。

その時に注意しなくてはいけないのは猫は人間の仕草をみてドアの開け方を学んで自分で開けてしまうことがありますのでロックをするようにしてください。

またしっかりと獣医さんにもらったアドバイスや指示は守るようにしましょう。 

さあ飼い始めよう!

健康診断も予防接種もすんで、門題が一通り解決すれば(病期の場合は治ったら)、いよいよ飼い猫として一歩が始まります。

しかし野良という環境で育ってきた猫たちの多くは警戒心が非常に高い子が多いことでしょう。
それは自分の命を守ることに必死に1日1日を生きてきたわけですから、それを今から安心だと言っても中々緊張の糸を緩めたりはしません。

ですから初めのうちは、人間になつかないことも多いでしょう。食事を用意してあげても、見ているうちは食べなかったり、食事を別のところに運んで見えないところで、食べることもあります。

こればかりは、どうしても生き抜いてきた環境がそうさせているので、急に叱ったり治そうとしてもどうしようもありません。
時間が解決する部分になるでしょう。

もし飼えないと思ったら

いざ飼ってみて、経済的な理由や、先住猫との相性が合わないなどの理由から飼うことが困難になるケースもあると思います。
拾ってくるということは、最後まで責任を持つこと。拾ってきて飼えないというのは本当はあってはならないことです。

どうしてもという場合でも絶対にやってはいけないことがあります。
それは、野良としてまた外に還すことです。

いちど人間の施しを受けてしまった野良猫が、もう一度自然という厳しい世界に戻ることはすごく大変なことです。
それであれば初めから拾ってこなければという状況になってしまいます。

ですので、万が一にもそういう状況になってしまったら、里親になってくれる人を探すようにしましょう。
健康診断の際に見てもらった獣医さんに事情を説明すれば里親募集に力になってくれるかもしれません。
また、里親募集サイトも多数あるので、それを利用してもいいでしょう。

とにかく一度拾ったのであれば、その子の幸せのために最後まで尽くしてあげましょう。

野良猫を拾うというのはショップで購入したり、知人から譲り受けるよりも、飼うということにおいては、一枚も二枚も障壁が高いかもしれません。
生き物を飼うというのは、非常に大変なことです。それでも尚、数ある出会いの中で野良猫に運命を感じて拾う時には、最後まで面倒を必ずみるんだという覚悟と飼える環境がある時にしましょう。

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