
室内でねこと人間が生活するためには、ねこに人間の生活リズムに合わせてもらう必要があります。
また人間にも必要ですが、食事、睡眠など規則正しい生活は健康にもつながりますので、少し意識して改善していきましょう。
規則的な食事で
ねこに食事を上げる方法は2通り。
まずは、食器に用意してあげてねこが食べたい時に食べられるようにする方法。
この方法は一度にたくさん食べない少食のねこに向いている方法です。
この場合でも1日に1回はフードの中身を変えることを心がけましょう。
フードは酸化しやすく、またねこが分けて食べるということは、その時に唾液などもつきますので
食器も汚れやすく不衛生になりやすいです。
1日たってもフードが残っていると「もったいないな」と思うこともありますが、上記のような理由から
しっかりと捨てて新しいものに取り替えてあげてください。
また食器も綺麗に洗うようにしましょう。
もう一つが1日に2回程度、決まった時刻に決まった量だけ食事をあげる方法。
あげた分だけ食べてしまい太りがちな猫にオススメです。
この方法はダイエット中の猫にも効果的です。
また決まった時間にあげる方法は、生活のリズムもつけやすく、食事をいつもねだる猫になるのも防ぐメリットがあります。
ねこはもともと夜行性
夜中になると非常に遊びたがるという経験をしたことがないでしょうか。
ねこはもともと夜行性の生き物です。
夕方、夜、朝方が一番いきいきして、特に夜中の11時頃がピークになります。
これはもともとの狩りの本能がそうさせるのです。
それはねこの遺伝子の中で刻み込まれています。
しかし、飼い猫は狩りを行う必要はありません。
また猫が人間と一緒に過ごすようになって数千年たっている中で、ねこの本能の中で夜行性の習慣を簡単に捨ててくれます。
夜眠る習慣をつけよう
集合住宅などはもちろん、家族が寝静まる時間の夜の間には静かに過ごしたいものです。
しかし子猫の時に夜遊ぶ習慣をつけてしまうと大人になっても夜に遊びたがるようになってしまいます。
室内ねこは大人になっても遊び好きの習性があります。
室内飼いをしているねこは栄養状態のよいねこは、7〜8kgの大型のねこになることも珍しくはないので、
夜遊ぶことが定番化してしまうと、大きな体で夜ドッタンバッタンという音が夜中に響き渡ることになります。
集合住宅の場合は、振動が苦情の原因にもなりかねませんので、
小さい子猫のうちであれば問題ないと思いがちですが、その1度の気持ちが大きくなっても続きます。
昨日までOKだったことが、今日から急にダメとなってしまうと、猫にとってもとてもストレスになってしまいます。
気をつけましょう。
子猫のうちから夕食の後に集中的に遊んであげるようにすると朝までぐっすりと眠ってくれて、それが習慣づくと、夜は眠るものという生活リズムを身につけてくれることでしょう。
規則正しい食事と規則正しい生活サイクル。
人がうまく作ってあげることで猫はしっかりとそのリズムを覚えて身につけてくれます。
いきなりすぐには難しいかもしれませんが、こちらがしっかりと伝えようとすれば必ず猫も応えてくれることでしょう。
ゆっくりと飼い主と猫がお互いが気持ち良く共存できるリズムを作っていきましょう。
生活リズムといっても寝てばかりだけど大丈夫なの?
猫と一緒に暮らしていると、昼間に愛猫がよく寝てるんだけど、本当に夜にも眠ってくれるの?
と心配になる程、寝ている印象が強いことでしょう。
でも心配はいりません。
巷では猫の語源が「寝子」という寝てばかりいることを表現した言葉から来ている。
と言われるほど猫は1日の大半を寝て過ごします。
子猫や老猫ですと、1日の平均睡眠時間は18時間から20時間。
大人の猫でも16時間〜18時間も眠って過ごすのです。
人間の生活スタイルを考えると活動時間と眠る時間が逆転したようなライフスタイルですが、猫にとってはそれが普通なのです。
そのことを理解して、昼間寝すぎているからと心配せずにしっかりとお互いの心地よい生活リズムを作っていくようにしましょう。
tesuto